TimeMachineを使ってTime Capsuleにバックアップを保存しようとしたところ
「Time Machine でのバックアップの検証が完了しました。信頼性を向上するために、Time Machineは新規バックアップを作成する必要があります。」
とのポップアップが。なんだかとっても嫌な予感。
そして「後でバックアップを作成」と「新規バックアップを作成」のボタンが並んでいる…。
「新規バックアップを作成」を選択すると、既存のバックアップが削除されるというかなり豪快な仕様のようです。
いろいろ調べてみた結果、エラー内容の詳細はイマイチよく分かりませんでした。
ただ、ターミナルでコマンドを打ち込んでいけば治せるとの情報が多かったのでいざ挑戦。
コマンドプロンプト系は大の苦手なこのわたくし。苦手なりにも迷いながらなんとか無事にTime Machineを修復できました。
そんな私みたいな大の初心者向けにこの症状の治し方を簡潔に分かりやすく書いていこうと思います。
▼私のPC環境▼
■iMac 27inch 2017
■macOS Sierra 10.12.6
■Time Capsule 3TB
1.「システム環境設定」から「TIme Machine」を開き、バックアップを自動作成のチェックを外す
Time Machine(患者)を治そうとしている時に、肝心のTime Machine(患者)が勝手に動き出したら治るものも治りませんよということです。
2.バックアップイメージのロックを外して編集可能な状態にするため、ターミナルを開く
3.バックアップイメージ「.sparsebundle」へのパスを確認し、下記のコマンドの■部分を変更
chflags -R nouchg /Volumes/■■■/■■■■■■■.sparsebundle
4.変更したコマンドをターミナルに貼り付けて「Enter」を押下し実行(所要時間:瞬時)
そうすると、ファイルのロックが下記のように外れます。
5.バックアップイメージを接続するため、下記コマンドをターミナルに貼り付けて「Enter」を押下し実行(所要時間:1~5秒)
hdiutil attach -nomount -noverify -noautofsck /Volumes/■■■/■■■■■■■.sparsebundle
■部分は手順3で使用した文字列に変更してください。
6.下記のような文字列が表示されるので「Apple_HFS」横の文字列を確認
7.上記で確認した文字列内を、下記コマンドの■部分に反映させる
私の場合は数字の部分のみ変更すれば良い状態でしたので、たぶん皆様も同じ状態かと思います。
fsck_hfs -drfy /dev/disk■s■
8.上記のコマンドをターミナルに貼り付けて「Enter」を押下しチェック&修復開始(所要時間:2時間~2時間半)
チェック時間が長いのでパソコンを放置する場合は、スリープして止まったりしないか設定を確認することをオススメします。
9.上記のチェックが終わると下記の文言(無事修復されました)が表示される
10.手順5で接続したバックアップイメージの接続を解除するため、下記コマンドをターミナルに貼り付けて「Enter」を押下(所要時間:瞬時)
hdiutil detach /dev/disk■s■
■部分は手順7で使用した文字列に変更してください。
11.「Finer」>「共有」>「TimeMachineバックアップ」> 「バックアップイメージ(.sparsebundle)」を右クリックして「パッケージの内容を表示」を選択
バックアップイメージ内にある設定ファイル(.plist)を編集します。テキストファイルの文字列を書き換えるだけなので難しくはありません。
12.下図のようにパッケージ内容が表示されるので「com.apple.TimeMachine.MachineID.plist」を右クリックして「テキストエディタ.app」で開く
この編集もターミナルから起動させて行うこともできるみたいですが、私のようにターミナルなどのシステム系が不慣れな人間には下記の手順で原始的にいくのが一番安全かと思います。
13.編集するのは中央の赤背景部分の2箇所
14.下記のように削除&書き換えが完了したら「上書き保存」してテキストエディタを閉じる
15.これで作業は一通り完了。最後に、Time Machineを開いて「バックアップを自動作成」のチェックを入れる
以上でTime Machineの修復作業は終了です。
無事にバックアップが動くかどうかはエラー・破損具合やPC環境などで違ってくると思いますが
この記事が少しでもお役に立てれば幸いで御座イマス。
ではゴキゲンよう。